KOJI KINUTANI ART AWARD - SINCE 2023

絹谷幸二芸術賞

ARCHIVE受賞結果

第3回 絹谷幸二芸術賞(2025年度)

大賞

浅野 友理子 Yuriko Asano

プロフィール

1990年宮城県生まれ。東北芸術工科大学大学院修了。東北地方を中心に、その土地固有の食文化や植物の利用法、人々の営みなどを取材するフィールドワークを制作の基盤とする。日本画材と油彩を融合させ、生命力溢れる筆致で描かれる装飾的な画面には、人と自然との共生や生命の循環、女性の労働など今日的課題への関心が内在し、植物を題材とした絵画に新境地を開いている。「VOCA展2020」大原美術館賞などを受賞。主な展覧会に「種の温床」(SNOW Contemporary、東京、2023年)、国際芸術祭「あいち2025」(愛知芸術文化センターほか、2025年)、「たびの溢れ種」(ビルドスペース、宮城、2026年)など。

  • 浅野友理子《くちあけ》2019年 油彩・岩絵具・水干絵具、パネルに和紙 240×390cm 大原美術館蔵

  • 浅野友理子《綯い交ぜの庭》2021年 油彩・岩絵具・水干絵具、パネルに和紙 170×324cm 撮影:嵯峨倫寛

  • 浅野友理子《藍の緒》2023年 油彩・岩絵具・水干絵具、和紙 176.5×760cm

  • 浅野友理子《地続きの実り》2025年 国際芸術祭「あいち2025」展示風景 ©︎ Aichi Triennale Organizing Committee Photo: ToLoLo studio

奨励賞

大東 忍 Shinobu Daito

プロフィール

1993年愛知県生まれ。愛知県立芸術大学大学院修了。語られにくい過疎地や住宅街などを訪れ、主に夜の風景を木炭で描く。その地で盆踊りを踊り、場所が孕む記憶を身体的に捉えながら、人の営みの痕跡を探求する。忘れ去られた場所を「供養」しつつ、匿名化していく制作スタイルと、深い精神性を湛えたモノクロームの表現で、風景画の新たな可能性を提示する。「VOCA展2024」VOCA賞など受賞。主な展覧会に「TOKAS-Emerging 2023」(トーキョーアーツアンドスペース、2023年)、「第18回shiseido art egg 大東忍『不寝の夜』 」(資生堂ギャラリー、東京、2025年)、「路体」(ギャラリーサンセリテ、愛知、2025年)など。

  • 大東忍《風景の拍子》2023年 木炭、キャンバス 131.3×388cm

  • 大東忍《不寝の夜》2025年 木炭、キャンバス 181.8×227.3cm  資生堂ギャラリー「第18回shiseido art egg」展示風景 撮影:加藤健

  • 「第18回shiseido art egg 大東忍『不寝の夜』」資生堂ギャラリー 展示風景 撮影:加藤健

  • 大東忍《例えば灯台になること》2025年 映像 45分35秒

審査員特別賞

松元 悠 Haruka Matsumoto

撮影:アート / 空家 二人

プロフィール

1993年京都府生まれ。京都市立芸術大学大学院修了。法廷画家として活動する傍ら、事件の現場やその周縁に赴き、そこで得た経験や想像をもとにリトグラフ作品へと再構築する。事件の当事者の姿を自ら演じながら自画像にして作品に落とし込むことで、ニュースとその受け手の視線から生まれる重層的な「真実」を浮き彫りにする。「アートアワードトーキョー丸の内2018」a.a.t.m.2018三菱地所賞など受賞。 主な展覧会に「出来事との距離―描かれたニュース・戦争・日常」(町田市立国際版画美術館、2023年)、「サラバ化物(憶測の追跡)」(茨木市立ギャラリー、2024年)、「松元悠 夢」(兵庫県立美術館、2025年)など。

  • 松元悠《蛇口泥棒(長浜市、東近江市、砺波市)》2022年 リトグラフ、BFK紙 49×65㎝

  • 松元悠《サラバ化物(大宮区、江戸川区、アフリカ):やっぱりやめよう》2023年 リトグラフ、BFK紙 60×90㎝

  • 松元悠《宣告(2024/1/25)》2024年 リトグラフ、BFK 紙  90×70㎝ 撮影:花戸麻衣

  • 松元悠《それでも貴方たちはやさしかった》2025年 リトグラフ、BFK紙 150×200㎝ 撮影:花戸麻衣