purpose設立趣旨
the meaning to exist存在意義
私たちの世代の今後は…。と言っても、さほど長くはありませんので。(笑)
若い頃は、何にでもそうなんですけど、最初、ちょっと出てくる時に踏みつぶされる場合があるんです。
そんな時期に少しでも「励み」になるような、そんな金銭的な援助にもなればと思っています。
若い世代の美術の授業ってのは情操教育には非常に大事なんですけれども、所謂、想像力と言いますか、空想力と言いますか、そのようなものを鍛えるためには、受験科目でもないので大変だと感じています。
なかなか点数がつかない。我が国では、あまり重要視されていないけども、受験だけが勉強じゃないと思うんです。「色の調子がどう」とか、「デザインがどう」とかって事は、産業界にとっても一番大事なところじゃないかと思うんですね。だから、美術の火を消しちゃいけないなというのが主な気持ちです。
「絹谷幸二・芸術賞」は、そういう意味でも、私たちがいなくなってからも役に立ってくれるような、若い人たちを奨励し続けることが大事かなと思っています。(2022年12月談)
